2008年2月の人気エントリ&訪問者環境統計

2008年1/30~2008年2/29までの当Blogの人気エントリと、訪問者の方々のPC環境統計です。集計はすべてGoogle Analyticsで行ったもので、本文中のグラフもキャプチャ後に加工したものです。

2月の人気エントリベスト10

2月のエントリPVランキング

  1. やはりVista SP1でも3GBの壁問題は解決されない - 42.91%[→]
  2. 3GBの壁についての個人的なまとめ(補足) - 7.69%[→]
  3. あなたは混同していませんか? 複雑な「アドレス空間」のお話 - 6.31%[↑]
  4. 3GBの壁についての個人的なまとめ(前編) - 5.10%[↓]
  5. 恐ろしいほど早いGoogleのインデックス速度 - 4.70%[NEW]
  6. 3GBの壁についての個人的なまとめ(後編) - 4.55%[↓]
  7. MS Virtual PCでLinuxがうまくインストールできない理由 - 2.32%[↑]
  8. 2008年1月のブラウザシェア統計 - 2.08%[NEW]
  9. 書くことと読むことの越えられない壁 - 1.66%[NEW]
  10. タスクを使って任意の時間に休止(スタンバイ)から復帰する - 1.29%[↓]
※エントリ名 - 全体に占めるPV率(%)[前月比順位]

3GBの壁関連のエントリは相変わらず強く、全体PVの6割以上を占めています。
特にトップのやはりVista SP1でも3GBの壁問題は解決されないが4割以上のPVを占めていますが、これは個人ニュースサイトで紹介されたために、本来ではあり得ないほどのPVがカウントされたからです。(Hjk/変人窟さんとー`)<淡々と更新し続けるぞ雑記。ωもみゅもみゅさん。)
また、大手ニュースサイトに紹介されると同時に他のサイトからもリンクされたため、結果的に検索エンジン(Google)の評価が上がって、より検索結果に出やすくなったようです。どんなに新しい記事を書いていっても、結果的には前出のエントリがその日のPV1位を取ることがほとんどな状態が続いています。(単純にVista SP1の登場前で、検索する人が多いからというのもあるようですが。)

ネット関係のエントリでは、Googleのインデックス速度とブラウザシェアのエントリが新たにランクインしています。前者ははてなブックマーク経由で、後者は検索エンジンからの根強いアクセスで上位に上がってきました。はてなブックマーク繋がりで書いた書くことと読むことの越えられない壁も短時間で大量のアクセスがあり、ランキングに顔を出しています。

短時間で急速なアクセスがあるものと、検索エンジン経由でジワジワと累計アクセスが増えていくものの二極化が進んでいるという印象ですね。

訪問者環境 - 各検索エンジン経由率(利用率)

検索エンジンシェア率 2008/02
  1. Google : 82.37% (-1.40%)[→]
  2. Yahoo! : 16.87% (+0.80%)[→]
  3. その他 : 0.66% (+0.58%)[→]
  4. Live(MSN) : 0.10% (+0.10%)[NEW]
※括弧内は前月比(%)、矢印は前月比順位

全体的な傾向は変わらずに、ほぼGoogleが占めるという状態です。 技術系の情報は相変わらずGoogleが圧倒的に強いという印象ですね。 気になるところはLive Searchが登場、ASKが消えたというぐらいでしょうか。

なお、これは各ポータルが使用している検索エンジンを含むデータのようです。
参考:検索エンジンの相関図

訪問者環境 - OS利用率

訪問者の各OS利用率

OSシェア率 2008/02
  1. Windows : 94.09% (-1.09%)[→]
  2. Macintosh : 4.19% (+1.20%)[→]
  3. Linux : 1.12% (-0.24%)[→]
  4. 不明 : 0.44% (0%)[→]
  5. Free BSD : 0.04% (+0.04%)[NEW]
※括弧内は前月比(%)、矢印は前月比順位

Windows・Linuxは微減、その分Macが上乗せとなっています。 Mac率が高いはてなの人のアクセスが、月末に増えたからかもしれません。 また、ニュースサイト経由で様々な人が訪れたせいか、種類も一気に前月と比べて増えました。

ただし、基本的にはWindowsのほぼ独占状態であるのは変わりませんね。 PCネタ=Windowsネタであることがほとんどであるため、今後も大きくこの比率が変わることは無いでしょう。

Windowsバージョンシェア率

Windowsシェア率 2008/02
  1. XP : 75.25% (-0.67%)[→]
  2. Vista : 15.86% (+2.04%)[→]
  3. 2000 : 7.30% (+0.43%)[→]
  4. Server 2003 : 0.93% (+0.01%)[↑]
  5. 98 : 0.45% (-0.97%)[↓]
※括弧内は前月比(%)、矢印は前月比順位

XPは1%もダウンせず、Vistaが+2%アップしているというなかなか面白いデータに。しかしながらVistaのシェアは未だ16%弱というところで、まだXPの置き換えが進んでいるとは考えにくいですね。98が1%近く比率を減らしていますから、98→Vistaという乗り換えがあるのかもしれません。ちなみになぜか2000も微増しています。

ただ今回の見所は、98をServer 2003が順位で抜いたというところだと思います。 Server 2003はその名の通りサーバ向けで、一般的にはほとんど使用されていません。 それが98を抜いたということは、本当に9x系のWindowsは終わりつつあるということでしょう。
なかなか感慨深いデータです。

Macハードシェア率

Macシェア率 2008/02
  1. Intel : 64.10% (-1.23%)[→]
  2. PPC : 35.90% (+1.23%)[→]
※括弧内は前月比(%)、矢印は前月比順位

前回よりもそれなりに母数が増えたので、少しは意味があるデータになったかもしれません。Intel Macが微減し、その分PowerPC Macが増えるという状態に。 とはいえ、この程度なら誤差範囲でしょう。

訪問者環境 - 画面解像度

訪問者が使用している画面解像度

画面解像度比率 2008/02
  1. 1280x1024 : 30.44% (-0.05%)[↑]
  2. 1024x768 : 22.96% (-9.36%)[↓]
  3. 1920x1200 : 9.75% (+6.04%)[↑]
  4. 1280x800 : 7.37% (-0.48%)[↓]
  5. 1680x1050 : 7.37% (+0.79%)[↓]
※括弧内は前月比(%)、矢印は前月比順位

WUXGA(1920×1200)の解像度が急増し、他の解像度が軒並み減るというかなり異常な事態に。ただこの原因はわかっていて、前出の個人ニュースサイト経由の人のWUXGA比率がかなり高かったからです。(より細かいデータは「データで見るはてなユーザの特異性」に比較データとして書いてあります。)
年末でWUXGAのLCDが普及したというのもあるでしょうが、普段のデータではこんなに比率は高くありません。来月には訪問者層が元に戻って、WUXGAの比率は落ちているでしょう。

他に目立つ変化というと、1024×768が10%近く減っているのがわかります。このデータをみると主流は1280×1024に変わってきつつあるようですが、まだ何とも言えないでしょう。来月にはまた逆転、という可能性もあります。(日々のデータではそんなに差があるわけでないため。)

ただこれでわかるのは、モニタにかけるコストは訪問者の属性によって大きく違うようだということですね。企業からのアクセスが増えると、1024×768の比率はもっと上がるような気がします。

お知らせ

先月はこのあと回線速度のデータを載せたのですが、どうもあまり意味があるようなデータに思えず、私自身の興味も薄れたので、今回からは掲載しないことにします。ご了承ください。

それと、ブラウザの統計データは次回のエントリで。