
色々事情が重なってフラッシュメモリをいくつも購入することになったので、せっかくなのでその買ったメモリのベンチマークを公開してみる。内訳は64GBのmicroSDXCが2種類、64GBのUSBメモリが1種類、16GBのUSBメモリが1種類だ。購入を検討している人の参考になれば幸い。
なお、SDカード系はUHS-I対応のトランセンドのUSB 3.0カードリーダー「TS-RDF8K」経由で速度を計測しており、USBメモリは直接PCのUSB 3.0コネクタに挿入している。
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ADATA Premier microSDXC 64GB 「AUSDX64GUICL10-RA1」
ADATA製のmicroSDXCメモリーカード。容量は64GBでClass 10 UHS-I対応に対応しており、SDカード型への変換アダプタが付属している一般的なタイプ。この型番での発売は2013年とかなり古いが、現行モデルで普通に購入することが出来る。
![]() | ADATA Premier microSDXCカード 64GB Class10 UHS-I AUSDX64GUICL10-RA1 |

ベンチ結果は、読み込みこそ90MB/s前後とそこそこ速いが、書き込みは20MB/s前後と、典型的な「リードは速いがライトがイマイチ」というタイプだった。読み込みメインで書き込みは少ない用途、例えば「音楽を入れてスマートフォンに差しておく」などに向いていそうだ。
サンディスク Ultra MicroSDXC 64GB 「SDSQUNC-064G-GN6MA」
サンディスク製のmicroSDXCで容量は64GB、こちらもSDカード型への変換アダプタ付き。スペック的には、上のADATAのメモリーカードと同じくClass 10でUHS-Iに対応している。安価な並行輸入品が人気となっており、自分が買ったのもそのタイプ。
![]() | サンディスク MicroSDXC 64GB ULTRAシリーズ UHS-1 80MB/s アダプタ付 海外パッケージ SDSQUNC-064G-GN6MA SDSQUNC-064G-GN6MA |

ベンチ結果はリードもライトも速くかなり優秀で、人気を集めるのも理解できる印象だ。価格も大して変わらないので、書き込みが速いタイプが欲しい人は、上のADATAのSDカードより、こちらを選んだ方が幸せになれるはず。
ただ、ニセモノが多く出回っているということなので、その辺りを注意しないといけないのが玉にキズだろうか。
サンディスク ULTRA USB 3.0対応USBメモリ 64GB 「SDCZ48-064G-U46」
サンディスク製のUSB 3.0のUSBメモリ。容量は64GBで、フタなしのスライドタイプ。サイズは長辺(縦)5.7cmで短辺(横)が2.1cmと、小型化が進むフラッシュメモリとしては若干大きめか。
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速度は読み込みが130MB/s戦後で、書き込みも50MB/s~60MB/sとなかなか優秀。実際に大容量のデータをコピーしても、かなり早く終わる印象だ。上述のとおりに若干大きめなのと、スライド形式でフタがない(ので保管場所によっては端子部分にホコリが入る可能性がある)ことを問題に感じないなら、価格面からみてもおすすめできるUSBメモリではないかと思う。
キングストン DataTraveler 100 G3 USB 3.0対応USBメモリ 16GB 「DT100G3/16GB」
キングストン製のUSB 3.0対応USBメモリ。容量は16GBだが、上のサンディスク製のメモリと同じくスライドタイプの収納形式となっている。このメモリに関しては速度でなく、「とにかく安いUSB 3.0対応のメモリが欲しい」という理由から選んだ一品。発売開始も2013年とかなり時間が経っており、結構古いモデルだ。
![]() | キングストン Kingston USBメモリ 16GB USB3.0 DataTraveler 100 G3 DT100G3/16GB 5年保証 |

ベンチ結果は「とにかくリードは速いが、ライトがUSB 2.0対応USBメモリ並に遅い」という、安価なモデルにありがちな結果。自分は速度は一切関係なしで価格最優先に選んだので別に問題はないが、頻繁にデータを書き換えるような用途にはあまり向かないだろう。
ただ、読み込みが速いのは確かなので、「一度書き込んだデータを何度も繰り返し読み出す。書き換えはほとんどない」というシチュエーションなら使い勝手は悪くないかもしれない。
まとめ
SDカードとUSBメモリ、どちらもサンディスク製の「SDSQUNC-064G-GN6MA」と「SDCZ48-064G-U46」が良い結果を残した。他社のメモリと比べても大きな価格差はなく、64GBのフラッシュメモリで迷ったらこの辺りを買っておくのがおすすめできそうだ。
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