
デスク周りを明るくしたかったので、特徴が違う2種類のLED照明を購入してみた。それぞれ使用感はまったく違ったものの、使い勝手はそこそこよかったのでレビューしてみたい。AmazonでLED照明を買う予定があるなら、参考にしてみて欲しい。
Excelvan LEDクリップライト
![]() |
このLED照明は机の天板やベッドに直接挟み込んで固定するもので、いわゆる「クリップライト」と呼ばれるタイプ。挟み込む力はかなり強力で開くのに苦労するが、5cmぐらいまでは開けたので、それ以下の天板の厚さなら使用に問題はなさそうだ。“首”の部分はフレキシブルに動かせるので、うまく固定さえできればどこでも使える。
特徴としては光の強さが強弱で2種類、色が寒色、暖色、中間色の3種類に調節可能なことで、計6種類の発光パターンに変えることが可能。この価格帯のライトにしては、なかなか高機能と言えそうだが、個人的には中間色しか使っていない。ちなみに調色方法(発光パターン)は、「オレンジのLEDだけが点灯」で暖色、「白色のLEDだけが点灯」で寒色、「両方点灯」で中間色となっている。操作は物理スイッチなので、タッチセンサーのように意図しない誤作動は起きない。
消費電力はワットチェッカーで計ったところ、強が3W、弱が0.9W程度。明るさも強なら部屋の照明を落としても十分に作業できるので、手元ライトとして実用性は十分だ。弱はすでに部屋の照明が付いている場合に、さらに手元だけ明るくしたいときに使うようなイメージだろうか。なお、調色による消費電力の変化はほとんどなかった。
実用性は高くコストパフォーマンスもいいと思うが、電源がUSBからしか取れない関係上、PC周り以外ではコンセントをUSBに変換するアダプタが別途必要なのが、ちょっと気になった。ただ、最近はスマートフォンが当たり前になってその手のUSB電源アダプタが余ってる場合も多いだろうし、安く済ませたいなら100円ショップでも売ってるので、そこまで困らないかもしれないが。それと価格なりに、スイッチ部が安っぽいのは覚悟しておこう。
とはいえLEDクリップライトとしては十分な出来で、自室で毎日活躍している。調色はともかく調光ができるのは地味に便利で、シチュエーションによって使い分けができるのが嬉しい。スイッチ部のクオリティにこだわりがないなら、誰にでもオススメできるライトと言えそうだ。
リュウド 器具一体型 LED蛍光灯
![]() | 【器具一体型】 LED蛍光灯、長さ59cm、昼光色(6000K)、950ルーメン、ACプラグ付き電源コード付属、【2年保証】(1本単品) |
本品は商品名が表すとおりの、棒状の蛍光灯型のLED照明。見た目はよく洗面所などに付いている蛍光灯そのもので、発光色も蛍光灯と同じ。商品としては、これは横幅が60cmのタイプで、さらに120cmの大型タイプも存在する。
構造は非常にシンプルで、付属しているコード付きの電源プラグをコンセントに差すと光り出すが、スイッチなどは存在しないため、基本的には以下のような手元スイッチなどと組み合わせて使うことになるだろう。直列用のコードも付属しているので、後から同じものを買い足してより広範囲を明るくすることも可能なようだ。
![]() |
良くも悪くもまさに「部屋の照明」という印象で、洒落たデザインとは縁遠い実用品そのものと言った作り。明るさはデスクライトとしては十二分なほどで、逆に頭に近いところだとちょっと眩しいほど。固定用の金具は付いているが、自立する機能は付いていないので、基本的には天井に固定して使うことを想定しているのかもしれない。自分の環境では固定する場所があったので、固定金具に結束バンドを通して上から吊すような形で使用している。
消費電力は明るいだけに、9.6W前後。前述のとおりに電源スイッチがないので、もちろん強弱などの調光機能もなく、まさにシンプルとしか言いようがない照明だ。ただそれだけに価格は安めなので、純粋に広範囲を照らす明かりを求めている人には向いている商品だろう。
「設置や固定方法は客任せ」「電源スイッチすらなく、こちらで別途用意する必要がある」という点から人は選ぶと思うが、逆に価格から考えると十分すぎるほど明るく、さらに蛍光灯と同等に広範囲を明るくできるというのは、かなりのメリットであると思う。特にLED照明は照らせる範囲が限定的で、スポットライトのようになりがちなので、その手の照明が苦手な人でも自然に使えるはずだ。クリップライトでは満足できない「頭上から明るい光が欲しい」という人なら、買って損はないのではないだろうか。
この記事へのコメント
コメント機能を利用するにはログインする必要があります。「Disqus」または「Twitter」「Google」「Facebook」などのアカウントが使用できます。