Geforceのドライバのインストールに失敗し続けたその原因と対策

Nvidia Geforce GTX

 正確な時期は忘れてしまったものの、今年(2015年)の秋口ぐらいから、Geforceのドライバの更新に失敗し続ける状態が続いてしまっていた。具体的にはドライバのダウンロードと古いドライバのアンインストールまでは正常に進むが、一番肝心のグラフィックスドライバのインストールに失敗してしまい、「NVIDIAインストーラーは失敗しました」と表示されるというもの。現象としては、以下のブログの記事と全く同じ症状。

 いちおうWindows Update経由では問題なくドライバが入るので、そこまで致命的なトラブルというわけでもないのだけれど、これだと最新版が使えるわけではないので、不便な状態が続いていた。もちろん、この手の問題は古いドライバが悪さをしていることが多いので、インストーラー標準のクリーンインストールや、ドライバを完全に削除できるフリーソフトを試してみたが、効果はなし。しょうがないので、OSの再インストールも視野に入るような感じすらなっていた。

 そこで見つけたのが、話は前後するが最初にリンクを張った記事。上記の記事では「原因はCOMODOファイアウォールで、ドライバインストール時にオフにしたら正常に入った」ということになっている。実は自分のゲーム用PCもファイアウォールは同じCOMODOのやつを使っていたので、記事を見た瞬間「ビンゴ!」と思ったのだ。で、早速オフにしてドライバを入れてみるが……やっぱり失敗。全く同じエラーが出てしまった。

 これだと「原因不明でした」というところで話が終わりそうなのだが、実は上の記事は大きなヒントを与えてくれた。要するに、セキュリティソフトが邪魔をすると、ドライバのインストールに失敗するということだ。というわけでファイアウォールと同時にウイルス対策ソフト(フリー版のAvast!)をオフにしたら、無事にドライバがインストールできた。数か月悩まされた問題は、あっという間に解決したのだった。

 「ソフトをインストールするときは、セキュリティソフトを切れ」というのは、初心者向けのアドバイスとしては、定番中の定番。でも、実際は問題が起こることはあまりないので、自分のように気にしてない人も多いんじゃないかと思う。「初心忘れるべからず」とは言うものの、実際のところは(我ながら)中々難しいところじゃなかろうか。