
床に這わせると邪魔になるケーブルを、壁に固定して配線できる「ケーブルフック」や「ケーブルモール」というアイテムがある。見た目を気にしない場合は前者のフックを、気にする場合はカバーになっている後者のモールを使うのだが、いずれしても裏面は両面テープになっていて、貼り付けて固定するようになっているものが多い。
具体的には以下のようなもの。
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しかしこれ、場合によっては使いにくいことがある。
というのも粘着剤で壁に固定する関係上、取り外すときにうまく外れず、粘着剤が壁に残ってしまうことがあるからだ。商品によっては、外すときはマイナスドライバーでこじれとか、糸を壁との間に入れてノコギリのように粘着剤を削り取れとか書いてあったりする。「もう二度とこの場所からケーブルを移動させない」という場合はともかくとして、将来的に外す可能性があるなら、壁に跡は残したくない人が多いだろう。
そんなときには、両面テープの活用をおすすめしたい。フックを貼る前に壁(あるいはフックやモールに)に両面テープを貼っておき、それを「サンドイッチ」するように取り付けをおこなう。こうすると直接壁に張り付くのは両面テープとなるが、このときに使用するのは「剥がせるタイプ」を使用するのがコツ。そしてフックを外したいときは、両面テープごと剥がしてしまえばいい。
上手くテープが剥がれないなら、フックを剥がせばテープごと剥がれる。こうすればフックの粘着剤は両面テープに残るため、壁を傷める心配はない……というわけ。このとき両面テープは長めに切って貼り付けておくと、剥がすときも楽になる。
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注意点としては、壁と両面テープの相性が挙げられる。というのも前述のように壁に直接貼り付くのは両面テープなので、壁の素材によっては上手く貼り付かなかったり、逆にくっつきすぎて(剥がせるテープでも)壁にダメージが発生することがあるからだ。
というわけで実行する場合は、まず目立たない場所に両面テープを少し貼って壁との相性を確かめ、「きちんと貼り付くか」と、逆に「強固に貼り付きすぎないか」を確認しよう。
また、上手く貼り付かないときは汚れがついている可能性もあるので、事前にウェットティッシュなどで壁の貼り付け面を清掃しておくと良い。ただ、水分が残っていると貼り付け不良やカビの発生があり得るので、きちんと乾燥させてから作業をするのをお忘れなく。
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