Windows起動時に「LogiLDA.dll」のエラーが毎回出る件

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Windows 8.1の起動時に、「LogiLDA.dllを開始時にエラーが発生しました。指定されたモジュールが見つかりません。」というエラーが表示されるようになってしまった。何か具体的なトラブルが起きているわけではないのだが、毎回PCを立ち上げるたびに表示されるのでかなりうざったい。調べてみると「Windows 8.1にアップデートしたら発生するようになった」という話は見つかったのだが、このPCは最初から8.1のDSP版をインストールしたのだから、当てはまらない。ただ、このエラーが起きる前にIntelのドライバをアンインストールしたので、それが原因だったような気がしている。

「LogiLDA.dll」について調査してみたところ、Logitec関係のドライバであることがわかった。この「Logitec」とは日本では「ロジクール(Logicool)」ブランドで入力デバイス(マウスなど)を発売している方で、ロジテック(Ligitec)株式会社ではないらしい。このPCでは両社のデバイスを両方使っているので、最初はどっちのことなのかわからず、混乱して少し困ってしまった。

LogiLDA.dllの正体そのものは、ロジクール(Logitec)のマウスドライバ兼ユーティリティの「Setpoint」に含まれている、「Logitech Download Assistant」関係のファイルの一部のようだ。名前からの推測とネットの情報を総合して、ドライバのアップデートがあるかどうか確認しているだけのツールだと判断した。はっきり言ってしまえば、お世辞にも重要度が高そうには見えない。

話を戻すと、このエラーを解決するには2種類ほど方法があるらしい。
1つめはLogitech Download Assistantを正常な状態に戻すもので、一度デバイスマネージャーで「USB Input Device (Logitech Download Assistant)」というデバイスを削除した後、「ハードウェア変更のスキャン」をおこなってドライバをインストールし直す。自分の環境ではこれで問題が解消し、エラーが出なくなった。

デバイスマネージャーの「USB Input Device (Logitech Download Assistant)」
デバイスマネージャーから「USB Input Device (Logitech Download Assistant)」を消す。変更をスキャンすれば、再度ドライバはインストールされるはずだ
2つめはLogitech Download Assistantの起動自体を止めてしまう手法。 具体的にはタスクバーを右クリックしてタスクマネージャーを起動し、詳細表示にした後で「スタートアップ」から「Logitech Download Assistant」を「無効」にする。前述の通りにこれは大して重要なツールではないので、こちらでも全然かまわないはず。実際にこちらでもエラーが表示されなくなることを確認している。
タスクマネージャーの「Logitech Download Assistant
スタートアップから「Logitech Download Assistant」を無効にすることもできる。重要でないことを考えると、こっちの方がいいかもしれない

調べた限り、このエラーの原因はロジクールのドライバがWindows 8.1環境であまり安定していないことから起こっているように見える。ドライバの更新を確認するためのツールを常駐させるなら、そのツール自体も積極的に更新して欲しいところなのだが。