少し前、Amazonで頼んだ商品が中々届かないことがあった。それが単に在庫が確保できないので出荷されない、いわゆる「konozama」ならそこまで珍しいことではないのだが、出荷メールが来た後に届かないのはあまり記憶にない。「不在伝票を入れないで持ち帰ってしまったのだろうか?」とか考えいていた矢先、次のようなメールが届いた。
Amazon.co.jpをご利用いただき、誠にありがとうございます。
配送業者よりお客様のご注文商品が損傷したと連絡を受けたため、商品の代替品をお送りするよう手配いたしました。このたびは、お客様に大変ご迷惑をおかけすることを心よりお詫び申し上げます。
どうも知らないうちに買ったものが配送業者に壊されていた様子。連絡も何もなかったのでこのメールが来るまでまったく知らなかった。いちおうこっちの連絡先は伝票にも書いてあるはずなのだが、Amazonにしか連絡しなかったようだ。
さらにメールによると、Amazon側ですでに商品の交換処理まで完了してるとのこと。まあ今回は希少なものや急ぎの物を頼んだわけではないし、客としては面倒な交換手続きなどをしなく済んで楽だったのは間違いない。ただ、全部事後報告だったのはちょっと驚いてしまった。
ちなみにこの破損したらしい荷物の問い合わせ番号を配送業者(佐川急便)のサイトでチェックしてみたところ、「営業店へお問い合わせ下さい。」という普段見られないステータスになっていた。
本当にすぐ送られてくる代替品
上記のお詫びメールが来てから数時間後、同じ商品の発送メールが届いた。形としては新規に同じ商品を買ったという扱いになっているらしい。これはアカウントサービスから購入履歴をチェックしてもそうだとわかった。恐らく手続き上、そうするのが一番手間がかからないからではないかと思う。(結果として届くことがなかった破損商品の方は、形としてはそのまま「買ったこと」になっている。)
ただ唯一違うのが、購入価格が「0円」になっていたこと。代替品なので無料なのは当たり前なのだが、前述のお詫びメールをチェックし忘れていたら、通常の発送メールとまったく同じフォーマットなのでちょっと混乱していたかもしれない。
その後は普段Amazonで商品を購入したときと何も変わらなかった。メール受信の翌日には普通に商品が届いたため、(特に自分では何もしなかったのもあって)頼んだ物が壊れたことすら少し忘れつつある。
ただ当然タイムラグは発生していて、商品の到着が大体丸2日は遅くなっている。まあ発送後に商品が壊れたことを考えれば、恐らく対応としては十分に早いのだろうが。
というわけで経緯と結果を簡単にまとめてしまうと以下のようになる。
- Amazonで注文した商品が発送中に配送業者に壊された場合は、Amazonが代替の商品を送ってくる。
- そのときは「新たに同じ商品を“0円”で注文した」という形になる。
- その時点で在庫があればAmazon側で即座に代替を送ってくるため、自分は何もする必要がない(逆に言えば何もできない)し、その後何事も無かったかのように商品は届く。
- ただし再度発送作業が発生するため、ある程度の遅れ(今回の場合は約2日)は免れない。
結論をいえば別に大したことはなかったわけで、「不幸中の幸い」と言えるかもしれない。ただ、「急ぎの商品だった」「在庫が尽きていた」「希少なものだった」というような場合では話はまた違ってくるような気がする。できれば今後そういう不幸には会いたくないところだが。
後日談
上記の話から10日以上も経ったあと、Amazonから「配達不可による返品のご確認」というメールが届いた。注文番号がからチェックすると、例の“壊されてしまった荷物”のことらしい。代替品はすでに届いているし、そもそも壊れた方は見る機会すらなかったからすっかり忘れていて、何事かと思ってしまった。
まあAmazonとしては単に(理由はどうあれ結果的に受け取らなかったのだから)手順どおりにお知らせのテンプレートメールを送ってきただけなのだろう。まあ今更そんなメールを受信しても、こちらとしてはどうしようもないわけだけれど。
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