TwitterでAmazonアソシエイトを利用するためのメモ

Twitterはずいぶん前から使っていて、そこでAmazonアソシエイトを利用できることも知っていたんだけど、面倒くさいという理由から使用することがなかった。でも先日、「せっかくだから」と一念発起して試してみることにした。この記事はそのときの手順をメモしたもの。

目的

自分のTwitterアカウントでAmazonアソシエイトを利用したリンクを張れるようにする。URLは短縮された「amzn.to」を使いたい。

大前提 - TwitterでAmazonアソシエイトは普通に使えるの?

使える。一時期使えるかどうかAmazonが公式に発表しておらずユーザ間で勝手に揉めたことがあったのだが、ずいぶん前に公式に利用できることを表明している。

1. アソシエイト・プログラムでは Twitter などの SNS を使用した集客は許可されていますか?

はい。Twitter など SNS 経由での売り上げについても紹介料の支払い対象となります。

Amazon アソシエイト(アフィリエイト) - ヘルプ

というわけで(実際儲かるかどうかは別として)Twitterアカウントさえもっていれば誰でも始めることができる。

TwitterアカウントをAmazonアソシエイトに登録する

Amazonアソシエイトは申請したサイト(URL)でないと利用できないことになっているので、無用なトラブルを避けるために登録作業を行う。アソシエイトアカウントをもっていない場合は新規登録して、すでにもっている場合は以下のページから新たにサイトの登録(登録URLの追加)をおこなえばよい。(アソシエイトアカウントにすでにログインしている場合は、アソシエイトIDの欄は勝手に埋まる様子。)

ちなみに対応は非常に早いようで、自分の場合は休日に送信したにも関わらず返事が来たのは翌日の午前中だった。

Twitterにアソシエイトタグ付きのリンクを投稿するには

上でリンクした“「Twitterで共有」、始まりました!”という記事にあるように、AmazonアソシエイトとTwitterの両方にログインした状態で、ブラウザからアソシエイトツールバーを使うのが楽といえば楽。ただ個人的には以下のような気に入らない点があった。

  • URLが短縮されない。(なっても「t.co」でAmazonへのリンクだと一発でわからない。)
  • TwitterやAmazonにログインしてる必要があり、Twitterクライアントなどを使ってると不便。

というわけで、TwitterやAmazonにログインしなくてもアソシエイトID付きの短縮リンクを貼る方法を考えてみる。

自分のアソシエイトタグを付けたAmazonのURLを取得する

とにもかくにも自分のIDタグ付きのURLを何らかの方法で取得しなければいけない。まあこれは毎回自分で入力してもいいのだけど、面倒なのでもっと楽な方法を考えたい。

Firefoxの場合

Firefoxを使っている場合、Make Linkという拡張を使うのがかなり楽。これはテンプレートを設定したリンクタグなどを、右クリックから一発でクリップボードにコピーするもの。自分はブログ記事の執筆に活用しているが、今回のような形での使い道もある。詳しい使い方は以下のページに詳しい。

具体的な方法としては、以下のようなルールを新規作成してAmazonの各種ページで使えばいい。

%text% %url%&tag=自分のアソシエイトID-22

商品名(ページタイトル)とURLがセットになったものがクリップボードにコピーされる。あとは貼り付けるだけなので楽ちん。

それ以外のブラウザの場合

拡張ではなくブックマークレットを使うという手がある。これはこれで別の利点があるので、自分はこっちも併用している。以下のページの「尼りんく!」という項目をチェックして、ブックマークレットをブラウザに登録する。

こっちでもMake Linkとほぼ同じことができるが、以下のような機能差がある。

  • URLが表示されるだけで、自動的にクリップボードにはコピーされない。手動でコピーする必要があるので若干手間が増える。
  • 「URL」しか作成してくれないので、商品名等も(投稿したいなら)自分でコピーしなければならない。
  • 「商品ページ」以外では動作しない模様。(例えば「検索結果のタグ付きURLを取得する」などはできない。)
  • 外部のJavaScriptを呼び出す仕組みなっているようなので、そちらがサーバダウンなどしていると動かないかもしれない。

もちろん自分でリンクを作ることを考えれば桁違いに楽なので、ありがたく活用させていただいている。

URLをAmazonの短縮URL「amzn.to」に変換する

「amzn.to」はAmazonのURLをbit.lyで短縮したときにできるURL。Amazon専用なのでこれで短縮されているだけで「ああ、これはAmazonへのリンクなんだな」と見た人が(それを知っていれば)一発でわかるメリットがある。

利用するには単にbit.lyで短縮すればいいのだが、自分の場合は使ってるTwitterクライアントの「Tween」で圧縮する場合が多い。具体的な手順は「ファイル → 設定 → 通信 → 短縮URL」から優先的に使うサービスをbit.lyに変更してから、入力欄にURLをコピーして「Ctrl + L」か「その他の機能 → 入力欄のURLを自動変換 → 自動選択(かblt.ly)」を選ぶ。(昔のバージョンは入力欄に入れたURLを全部自動で短縮する機能があったと思うのだが、今はなくなった?)

クライアント側でbit.lyに変換できない、あるいはTwitterクライアント自体を使ってない場合はWebからbit.lyで変換すればいいと思うが、ブラウザの拡張機能を使うとより手軽になる。例えばGoogle Chromeならbit.ly url shortener、FirefoxならShorten URL (Bit.ly)などのアドオンがあるので、環境に合わせて選ぶとよい。

おわりに

個人的な印象を書かせてもらえば、「Twitterを使うだけでアソシエイトでボロ儲け!」なんて事態は当然ながら起こらない。ブログで詳細なレビューを書いた商品に比べれば、単にリンクしただけの商品なんて注目度はずっと低いし、そもそも大量にアフィリエイトリンクなんかを投稿してしまってはその辺のspam botと何も変わらなくなってしまう。

ただTwitterはバズる力が高い関係上、注目度が高い商品だったり、多くの人にとってお得度が高いセール品などはブログにリンクを張るより効果が高い場合があるようだ。薬の話ではないが「用法用量を守って」使えば、効果が高いのではなかろうか。