Amazonマーケットプレイスの商品がキャンセルされたときの返金の扱い

先日、Amazonのマーケットプレイスで注文した商品が、相手都合でキャンセルされた。理由は単に「在庫切れ」で、どうやら実店舗との併売商品だったらしい。で、それ自体は別にいいんだけど、そのときの返金作業がえらく迅速でちょっと驚いてしまった。今回はAmazonギフト券で購入したのだけど、それ以外の支払い方法でも返金がどうなるのかお詫びメールに書いてあったので、自分の体験も含めてどんな感じになるのか紹介してみたい。

クレジットカードで支払おうとした場合

Amazonからのメールには以下のように書いてあった。

クレジットカードでのお支払いの場合、クレジットカードへの請求は、ご注文商品の出荷準備完了時においてなされますので、今回ご注文いただいた下記商品の金額および配送料は請求されません。

つまりタイミング的に元から請求されないので、払い戻しもへったくれもないという形。ある意味一番スマートに終わるといえそう。

Amazonギフト券で支払おうとした場合

今回支払おうとした方法はこれ。メール自体には以下のように書かれていた。

Amazonギフト券でのお支払いの場合、お支払いに指定されたAmazonギフト券はアカウントの「Amazonギフト券・Amazonショッピングカード残高」に戻ります。

自分の場合は、マーケットプレイスの出品者からキャンセルメールが届いて即座にアカウントをチェックしてみたところ、そこですでに購入した分のギフト券は戻っていた。というかアカウントサービスからギフト券の利用履歴を調べてみると、返金という扱いですらなくギフト券を利用した形跡自体がない。ログを見る限り、そもそも(このキャンセルになった商品は)注文してないという扱いのようだ。それはギフト券の履歴だけじゃなく、注文履歴にもキャンセルされた商品が見あたらないことからも伺える。

メールを読んだ時点では「ああ、返金という形で戻るんだな」と理解していたので、その迅速さに驚くと共にこの「注文すらなかったことになって戻る」という挙動にはちょっと驚いてしまった。まあもちろん「利用 → 返金」という流れになるとギフト券が戻るまでタイムラグがあるだろうから、こちらの方が望ましいのは間違いない。実際にこのおかげで即座に別の業者から目的のものを購入することができたので、客にデメリットがないのはいいことだろう。

まあ実態としては、クレジットカードのときと同じ「元から請求されない」というのに近いのかもしれない。

コンビニ・ATM・ネットバンキング等で支払おうとした場合

基本的にマーケットプレイスの商品はクレジットカードかギフト券でしか買えないが、一部の店舗ではコンビニやネットバンキングの支払いに対応している。“先払い”の方法ではあるが、通常は商品が確保されていないと支払い番号が発行されないため、「支払ったあとにキャンセルされる」ということは本来あまりないはず。ただ手違いで支払いまで行ってしまうことがあるのか、メールには返金のことが書かれていた。

コンビニ・ATM・ネットバンキング・Edy払いをご利用で、すでにお支払い済みの場合、今回ご注文いただいた下記商品の金額および配送料は、当サイトより原則Amazonギフト券で返金させていただきます。返金は本メール送信後3日以降となります。コンビニ店舗での返金は受け付けることができませんのでご了承ください。

Amazonはクレジットカード払い以外の返金にギフト券を使うことで評判が悪いが、それはマーケットプレイスの商品でも変わらないと言うことらしい。まあAmazon本体がギフト券で返金している以上は、それ以上の対応があるわけないのは当然かもしれないが。

まとめ

クレジットカード払いの場合は元から請求されない。ギフト券払いは「キャンセル分が戻る」ということだが、実際は注文自体がなかったような形で処理。コンビニ・ネットバンキングなどの先払い系は本来なら支払い自体が起きないはずだが、もしおこなわれたらギフト券で返金。

というわけで、客側に明確なデメリットがあるのはコンビニ払いなどの先払い系だけとなりそうだ。確率は高くないだろうがキャンセル等でトラブルに巻き込まれたくないなら、やっぱりクレジットカードかギフト券で購入するのが安全ということになるのかもしれない。