Firefox 4にアップデートしたときにやったことまとめ

Firefox 4はその前の3.6と比べて挙動が変わった点が結構あって、バージョンアップしたときに設定を変えたり、追加でプラグインを入れたりすることが多かったのでそれをまとめてみた。「3.6の頃と違う!使いにくい!」という人は役立つのでは。

終了時に開いてるタブを保存する

Firefox 4からは終了時にタブが残っていても保存するか聞かれなくなってしまい、残すことができなくなってしまった。これはアドレスバーに「about:config」と入れて設定画面を出して、以下の項目をtrueにすれば以前と同じように保存できるようになった。(具体的には「false」の項目をダブルクリックすれば「true」になる。項目が太字になったら標準値から変わった証拠。)

  • browser.showQuitWarning
  • browser.warnOnQuit
フィルタに上記の文字列をコピーすれば簡単に見つかるはず。(自分の環境では「browser.warnOnQuit」は最初からtrueだった。)

ハードウェアアクセラレーションがONになっているか確かめる

Firefox 4はGPUによるハードウェアレンダリングが可能になって、パフォーマンスが上がると共にCPUの負荷も低下している。

基本的には使える環境なら標準でONになっているはずなんだけど、念のため調べるにはアドレスバーに「about:support」と入力して「トラブルシューティング情報」を開き、一番下にあるはずのGPU 描画支援のウィンドウが「1/1」や「2/2」などになっているかチェックする。

about:supportで開くトラブルシューティング情報
「1/1」と表示されているので、ハードウェアアクセラレーションがONになっている。

左の数字がアクセラレーションが有効なウィンドウで、右の数字が現在開いているFirefoxのウィンドウ数。もしOFFなら「0/1」等と表示されるので、そのときはグラフィックス(GPU)ドライバの更新を試してみるとのこと。(自分の環境では最初からONだったので問題なかった。)

アドレスバーにRSS Feedボタンを表示させる

ページにRSSフィードがある(正確にはHTMLタグでRSSフィードのアドレスが記述されている)と3.6まではアドレスバーにフィードアイコン(ボタン)が表示されていたんだけど、なぜか表示されなくなっている。あった方がボタン一発でフィードにアクセスできて楽なので、これをアドオンで表示する。

アドオンを入れるだけなので楽ちん。

非対応のアドオンをバージョンチェックを無効にして動くようにする

これを書いている時点でもアドオンの対応が追いついてないものが多いので、互換性チェックをOFFにしてとりあえず使用できるようにする。

アドオンを入れるだけなので楽ちんその2。試したところいくつか(2から3割ぐらい)は動かなかったけど、それでも多くのアドオンが特に問題なく動いたので試す価値は十分にあるはず。

使用頻度が低いアドオンは無効にする(あるいは消す)

下の記事を見つけてその内容にちょっと驚いてしまったので、「もしかしたら使うかも」ぐらいでインストールしていたアドオンを無効にして、明らかに使わないものは消してしまった。

Mozillaでは、Firefoxのユーザーにとってパフォーマンスとカスタマイズはどちらも重要だが、1つのアドオンをインストールするとFirefoxの起動時間は平均して10%遅くなるというデータを紹介。多くのアドオンは起動時間に10%未満の影響しか与えないが、一部のアドオンが起動時間に大きな影響を与えているため、アドオンの高速化に向けた取り組みを行うとしている

Mozilla、Firefoxの「遅いアドオンのランキング」公表、高速化に向け取り組み -INTERNET Watch

上記のAdd-on Compatibility Reporterで動かないものを含めてアドオンの数は減ったけど、動かなくて致命的に困るものはなかったので、ちょうどいい機会だったなという感じで。

「Firefox 4は速いよ!」という話

今までのFirefoxは「マシンスペックが十分にあっても(特にアドオンが増えると)もっさりする」という感じだったんだけど、ハードウェアレンダリングがONになったのも大きいのか非常に快適になった。このブログの訪問者では4と3.6のシェアはほぼ50%ずつぐらい(残りは誤差程度)だけど、個人的には「4の世界は快適だよ!早く移行しようよ!」とおすすめしておきたいところ。