更新停止したFirefoxアドオンの「PrefButtons」の代替えになる「PrefBar」が便利

ずいぶん前からFirefoxの手放せないアドオンとしてPrefButtonsを使っていた。これはJavaScriptやリファラ、画像、FlashなどのON / OFF設定をツールバーのチェックボタンからワンクリックで変えられるアドオンで、「このページはJavaScriptがうざいから(このタブだけ)offにしたい」とか「このページは画像を表示させたくない」などのニーズが瞬時に満たせる非常に便利なツールだった。まさに「かゆいところに手が届く」といった感じ。

唯一の弱点と言えばずいぶん前に更新が停止していることで、実はそのままではFirefox 2.0系列までしか対応していない。しかし使用可能バージョンを書き換えたものを公開しているサイトがあるので、自動バージョンアップがなくて多少不便な以外は普通に使えていた。

しかしFirefoxのバージョンが3.6に上がったことで再度使えなくなり、上のページでの対応も今のところはないところを見て「そろそろ代替えアドオンを探すべきか」という気になった。自分でバージョンを書き換えても動く可能性は高いと思ったが、無理にそんなことをしなくても現在も開発が続いている方がバージョンアップが楽だし、正式に動くことが保証されているので安全だろうと考えたから。

ということで新アドオン探しを始めたが、ものすごくあっさり見つかった。というか(更新履歴を見る限りかなり前から存在してるのに)「なぜ今まで目に入らなかったんだろうか」と不思議に思ったぐらい。名前は「PrefBar」で、PrefButtonsとほぼ同じことができる。

公式サイトからもリンクがあるが、日本語版は以下のページからダウンロード可能。

特に目についた機能としては「ユーザーエージェントを即座に変更できるプルダウン」というものがあったが、初期状態で選択できる項目が「Netscape 4.7」や「Firefox 2」などとかなり古く使い所に疑問が残った。もちろん設定値は任意の値に変更できるので、カスタマイズすれば使い勝手はよくなるとは思う。

PrefBarの初期設定で変更できるユーザーエージェント一覧

自分の環境では必要最低限のボタンがあれば十分なので、以下のような感じで表示している。

ツールバーにPrefBarを表示させた図

「FirefoxをアップデートしたらPrefButtonsが使えなくなった!困る!!」という人は試してみたらどうだろうか。