Windows Update(自動更新)でPCを勝手に再起動させないようにする

Windows Update

OSをなるべく最新状態に保っておくことは、セキュリティやバグ修正の観点から考えて非常に重要です。Windowsでは2000の頃から実装された「自動更新」というシステムは、XPで一般的になり、設定さえONにしておけばOSが脆弱性などの修正プログラムを自動的にダウンロードして適用してくれるようになりました。

やっとこれでユーザはアップデートの手間から解放された……というわけでもなく、その自動更新のせいで別の問題が発生するようになりました。修正プログラムは再起動しないと適用されないため、Windows自体が何度も再起動を促してきたり、しまいには勝手に再起動したりするようになってしまったのです。

再起動を促すうざいダイアログ
再起動を促すやっかいなダイアログ

この挙動はXPでも相当評判が悪かったのですが、なぜかVista以降でも修正されませんでした。今でもWindowsの自動更新の時期が来るたびに、「作業中のデータが消えた!」という嘆きの声が各所から聞こえてきます。

ということで、このうざくて邪魔なダイアログや、重要な作業データを消し去ってしまう自動再起動の設定を変更する方法を紹介します。

Windows Update(自動更新)の設定を変更する

Windows 7&8の場合

コントロールパネルから(あるいは「プログラムとファイルの検索から」)「Windows Update」を選択し、表示された以下の画面の左のメニューから「設定の変更」をクリックします。

Windows7&8のWIndows Update画面
左サイドバーの「設定の変更」を選択

すると更新プログラムのインストール方法を選択できる画面に移動するので、設定を「更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行うかは選択する」に変更します。

更新プログラムのインストール方法の変更(Windows 7&8)

あとは画面の下の「OK」をクリックをして設定を保存するだけです。UAC(ユーザーアカウント制御)によって確認のダイアログが表示されるかもしれませんが、そのまま決定してかまいません。

なお、設定を変えることによって「アクションセンター」がセキュリティのエラー(警告)を検出するようになります。

セキュリティセンターのWindows Updateに関するエラー

しかし、後述しますが一段落ついた時点でインストールできますので、特に気にする必要はありません。邪魔な場合は「Windows Updateに関するメッセージを無効にする」をクリックして、アクションセンターの設定を変更しましょう。

Windows XP&Vistaの場合

「コントロールパネル」の「セキュリティセンター」を選択すると以下の画面が表示されます。設定によって細かい画面表示は違うでしょうが、自動更新がONになっている場合は青い背景に緑色で「有効」と表示されているはずです。(Vistaの場合は緑色の背景に黒文字になっています。)

Windows セキュリティセンターのデフォルト表示

そこから「自動更新」を選択してウィンドウを開き、「自動(推奨)」から「更新を自動的にダウンロードするが、インストールは手動で実行する」に変更します。

自動更新の設定ウィンドウ

作業はこれだけです。正常に設定が変更されていれば、Windows セキュリティセンターの表示が以下のように変わっています。黄色になったのは「Windowsの推奨設定から任意の設定値に変えた」ということを表しているだけなので大した意味はありませんし、警告のバルーンヘルプもでません。

Windows セキュリティセンターの表示

以上の設定に変えることにより「勝手にインストール」されなくなる

Windowsのバージョンによって方法や文言は多少異なりますが、以上の設定に変えることにより、修正プログラムは自動的にダウンロードされるだけで勝手にインストールはされなくなります。従って再起動を促してきたり、勝手に再起動することもありません。修正プログラムがリリースされると、タスクバーの通知部分に以下のようなアイコンが表示されますが、別に無視して構いません。(以下の画像はXPのもの。)

タスクバーの通知部分に表示されるアイコン

電源を切れば自動的に修正プログラムはインストールされる

「更新を自動的にダウンロードするが、インストールは手動で実行する」(あるいは「インストールを行うかは選択する」)という設定は説明どおりの意味なので、本来ならユーザが手動でインストールする必要性がありそうに見えます。しかし、実はWindowsから普通にPCをシャットダウンした時点で、この修正プログラムは自動でインストールされます。この作業がおこなえる場合、「終了オプション」を選んだときの画面表示が以下のように普段と異なります。

重要な更新を適用して電源を切る

上記の画像はXPのものですが、どのバージョンにしても「シャットダウン」のところに似たようなアイコンが表示されるはずです。この画面で「シャットダウン(電源を切る)」を選べば、終了直前と次に起動する直前にすべての更新ファイルはインストールされ、次回の起動時にはWindowsが最新の状態になっています。普段より終了・起動に時間がかかりますが、必要な時間なのでしばらく放置して待ちましょう。

ちなみにタスクバーのアイコンをクリックして手動で更新してしまうと、設定値を変える前と同じように何回も再起動を迫られます。このアイコンは、自分が電源を切ってもよい状態になるまで放置しておくのが一番です。

何がインストールされたのか後でチェックしたい時は

この方法に問題点があるとすれば、「何の修正パッチや新規プログラムがインストールされたのか、その場でわからない」ということでしょう。ですが、これは次回の起動時以降にMicrosoft Update(Windows Update)から「更新履歴の表示」でチェックすることが可能です。

修正プログラムのインストールログ
インストールログはあとからチェックできる。

あくまで事後の話になりますが、気になる場合はチェックしてみるのがいいと思います。