以前このBlogでWindows Vistaの普及率のエントリを書いたのですが、今回はその続きです。集計期間は2008年1月から直近の2009年2月までです。あくまでこのBlogの訪問者に限られますが、これで丸1年かけてVistaのシェアがどのように変化していったかがわかるはずです。
ちなみに少し前に次世代WindowsのWindows 7の発売が今年の9月と一部で流れて「Vista終了のお知らせ」「PCを買うのは9月まで待つべき」「どうせWindows 7が出てもサービスパックが出るまでは買えない」などと各所で話題になっているので、今後のVistaの普及率がどうなっていくのかは不透明だなぁ*1という感想を持っています。
Windows Vista普及率(シェア)推移グラフ
Vista | XP | 2000 | その他 | |
---|---|---|---|---|
08年1月 | 13.92% | 76.14% | 6.68% | 3.26% |
2月 | 15.88% | 75.12% | 7.40% | 1.60% |
3月 | 16.19% | 77.12% | 5.22% | 1.47% |
4月 | 16.55% | 77.15% | 4.67% | 1.63% |
5月 | 16.42% | 77.98% | 4.23% | 1.37% |
6月 | 14.99% | 77.97% | 5.42% | 1.62% |
7月 | 14.31% | 80.23% | 4.31% | 1.15% |
8月 | 17.00% | 77.98% | 3.84% | 1.18% |
9月 | 16.94% | 78.05% | 3.84% | 1.17% |
10月 | 16.89% | 78.50% | 3.59% | 1.02% |
11月 | 18.24% | 76.54% | 3.89% | 1.33% |
12月 | 18.09% | 77.05% | 3.67% | 1.19% |
09年1月 | 18.53% | 76.77% | 3.45% | 1.25% |
2月 | 20.42% | 74.83% | 3.27% | 1.48% |
(データの収集はGoogle Analyticsによる。)
Windows Vistaのシェア(普及率)は2009年2月時点で約2割
上記のとおり、2009年2月現在でのWindows Vistaのシェアは約20%でした。旧WindowsであるXPがすでに発売終了しており、次のバージョンのリリースが(今年9月に発売されなくても)恐らく1年以内におこなわれる事を考えれば、お世辞にも「普及している」とは言えない状態でしょう。このまま全体の1/4である25%辺りまでは行くと思われますが、5割を超えるのは相当厳しいのではないでしょうか。
Vistaを含めて各OSに注目すると以下のことがわかります。
- 2008年初頭に比べれば着実にVistaの比率は高くなってきている(5%前後)
- XPの比率は月によって上下しており、目に見えて「減っている」というほどではない
- 2000の比率は確実に減少しており、2008年初頭に比べて半分になっている
これだけ見ると「Windows 2000がVistaに置き換わっているだけ」のような印象を受けますが、もちろん実際はそんなことはなくXPからの移行も多いはずです。これは恐らく「Windows 2000のPCは本体、OSともに時期的に限界なので減る一方」「Vistaの普及が遅い」という条件からこのようなデータ(結果)になっているのだと思われます。ただ保証期間から考えてもVistaは乗り換えるうま味があまりなく、このまま「失敗作」扱いされたまま終わってしまうのかなぁという印象は残りますが。
- 注釈
-
- *1:単純に考えれば買い控えで鈍化するでしょうけど。
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