2008年9/1~30までに当Blogにアクセスした方が使用していたブラウザの集計データです。データは全てGoogle Analyticsで収集・集計したものです。
なお、このデータはあくまでこのBlogにおける集計・統計データでしかありません。ブラウザの利用率は扱うテーマや利用者層によって大きく変わるため、国内ブラウザシェアの参考データの一つに過ぎないことを考慮してください。
訪問者全体のブラウザシェア(利用率)
- Internet Explorer : 52.11%
- Firefox : 35.62%
- Opera : 5.20%
- Safari : 3.04%
- Chrome : 2.93%
(7~8月分データ)
ブラウザごとのバージョン使用率
Internet Explorerのバージョンシェア(IE7の普及率)
- 6.0 : 51.54%
- 7.0 : 47.70%
- 8.0 : 0.58%
- 5.5 : 0.14%
(7~8月分データ)
Firefoxのバージョンシェア
- 3.0.1 : 67.65%
- 2.0.0.16 : 11.43%
- 3.0.2 : 8.39%
- 3.0.3 : 6.09%
- 3.0 : 2.34%
(7~8月分データ)
Operaのバージョンシェア
- 9.52 : 59.01%
- 9.51 : 15.47%
- 9.60 : 8.11%
- 9.50 : 4.50%
- 9.27 : 3.45%
(7~8月分データ)
Safariのバージョンシェア
- 525.20.1 : 44.36%
- 525.22 : 33.85%
- 525.21 : 6.41%
- 525.20 : 3.08%
- 525.13 : 2.82%
(7~8月分データ)
Google Chromeのバージョンシェア
- 0.2.149.29 : 42.13%
- 0.2.149.30 : 38.40%
- 0.2.149.27 : 18.67%
9月のブラウザ動向まとめ
ついに話題のGoogle Chromeが集計結果に出てくるようになりました。一カ月間の平均シェアは3%弱といったところで、Safariとほぼ同程度となっています。たった一カ月で(このBlogでは)Safariと肩を並べるようになったことを考えると、滑り出しは悪くないか、むしろ順調と考えてもいいかもしれません。
それにブラウザの採用エンジンという点で考えれば、SafariとChromeは同じWebkitで兄弟のような関係です。両者を合算すればOperaをすでに超えており、WebにおけるWebKit(KHTML)の地位は確実に向上したのではないでしょうか。
全体的な動向を見ると8月よりIEが減少してFirefoxなどが増加したのですが、これは7月以前の比率に戻っただけともいえます。要するにChromeが登場した以外は大きな変化はなく、相変わらずIEとFirefoxがブラウザ戦争のメインプレイヤーということですね。結局IEは50%を切りそうで切らない状態です。
Google Chromeはどのブラウザから乗り換えられたのか?
前月と前々月やそれ以前のデータと9月分を比べてみると、主にOperaが比率を減らしているのが目に付きます。もちろんこれだけで「OperaからChromeに乗り換えた」という結論は出せませんし、元々Operaは熱心なファンが多いブラウザとして有名です。ほぼ確実に影響がないといえるのはSafariだけで、これは元々ChromeにMac版が存在しないからでしょう。それにエンジンも同じですから、あったとしても乗り換え需要が高いとはあまり思えません。*1 1 : WindowsやLinuxでいうならFirefoxからSeaMonkeyに乗り換えるようなものですかね。
結局のところ「どれか一つのブラウザから一気に乗り換えられた」なんて事実はなくて、IEを始め様々なメジャーブラウザから一定の人数が乗り換えたと考えた方が自然でしょう。私自身はGoogle Chromeが結構気に入ったのですが、残念ながらFirefoxのプラグイン(アドオン)が便利すぎてメインブラウザとして使えるというわけではありません。ただIE、特にIE6からの乗り換えなら決して悪くない選択肢だと思います。
IE7のシェアはジワジワ伸びてはいるが……
IE7のシェア(利用率)はIE全体の中で45.83%→47.70%と上昇しました。何とか50%が現実的にはなってきましたが、それでもまだIE6が主流なのは変わりません。扱う話題がITやWeb系中心のこのBlogですらこのありさまですから、もっと一般よりの内容のサイトならIE6の比率はずっと多いでしょう。考えてみてもIE6からIE7に乗り換える人が一気に増える理由が見あたらず、このままスローペースでIE7に置き換わっていくのだと思います。
それ以外のブラウザの内部バーション使用率を見ると、OperaとFirefoxの大部分が9.5系と3.0系に乗り換え終わったことがわかります。特にOperaでそれが顕著でしょう。ただFirefoxはやはりプラグインの問題が残っているのか、完全に3.0系に移行したとはいえないようですね。
Google Chromeは細かいバージョンアップが何度かされているようで、いくつかのバージョンが記録されていました。これは大きなアップデートというよりも、多分細かいバグ潰しでしょうね。使っていてもたまに不安定になることがありますから。
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